2016年10月25日火曜日

「中途採用インターン」は神か、悪魔か。

新聞によると、今、政府による「働き方改革」の取り組みとして、新卒が主流のインターンシップ(就業体験)を中途採用にも拡充しようという動きがある。まず想定する主な対象者は、企業で働く中高年社員や大学で学びなおした社会人だとか。その理由は、政府では大企業のベテラン社員に人余りがあるとみており、そんな人たちが、新しい舞台でその持てる能力をもっと発揮できるようになれば、経済を活性化すると目論んでいるからだ。

新卒採用で一般的なインターンだが、そのメリットは中途採用でも大いに発揮される。働く人には企業や仕事の実態が身をもってわかるし、会社も転職者の能力や適性の見極めが容易になる。学生向けの今のインターンは、選考の公平性などから採用選考とは切り離すことが前提となっているが、いつでも採用できる「中途採用インターン」ではそんな配慮は無用だ。インターン中の賃金や労務管理について企業向けの指針(ガイドライン)がまとまれば、多くの企業が積極的に採用選考に利用することになるだろう。

まずは経験ある中高年から活用される「中途採用インターン」だが、もし求職者にも企業にもメリットが大きいとなれば、すべての年齢やキャリアの中途採用で選考の主流になってもおかしくない。そんな時はぜひ「自分に合った会社が見つかりやすい神制度だ!」と前向きに歓迎したいもの。、「適性やスキルを厳しく見極められるから恐ろしい悪魔だ」と泣かされないためにも、わかハロでいい就職を決めよう!!

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